マンション維持修繕技術者試験 06-09
【問題9】マンションの調査診断に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.アルカリ骨材反応によるコンクリートの劣化の有無は、まず目視調査で判断する。
2.空洞、ジャンカ等の欠陥部の調査に関しては、まず補修の痕跡を目視で確認する。
3.モルタルの厚さが大きい場合、浮きの判定には重量ハンマーより軽量ハンマーの方が効果的である。
4.ALCパネル外壁の取付け構法としては、挿入筋構法、スライド構法、ロッキング構法などがあり、挿入筋構法は、ロッキング構法に比べ躯体の変位によるパネルのひび割れが生じにくい。
■ANS 1
②P169
空洞、ジャンカ等の欠損部は躯体打設時点で障害が発生することがあるが、そのほとんどが補修、仕上げが施されているため、目視での判断はつきにくい、測定に関しては、一般的に超音波等を用いた測定器が使われている。
③軽量ハンマーより重量ハンマー
④生じやすい
取付構法は、それぞれ外力に対する変形追随性が異なる。
挿入筋構法 1/300
スライド構法 1/125
ロッキング構法 1/60
※数値が小さい程 追随性がある。