マンション維持修繕技術者試験 04-08

【問題8】鉄筋コンクリートの構造体の調査・診断に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1.外壁面のひび割れの調査方法としては、目視によるほか、クラックスケールや物差しによる寸法計測もある。

2.非破壊試験による鉄筋のかぶり深さの調査方法としては、電磁レーダーやX線による調査方法があげられる。

3.鉄筋腐食度の主な調査方法としては、電気化学的特性値測定法による方法及びはつり調査があげられる。

4.アルカリ骨材反応の劣化の進行を総合的に判断する上で、残存膨張率は重要な指標である。

■ANS ボツ問題(全て適切)


※問題の訂正解説
鉄筋のかぶり深さは、X線では判断できないものとして「不適切」となり正解とする予定でしたが、(社)日本非破壊検査協会規格(NDIS)「コンクリート構造物の放射線透過試験方法」によると、X線で2方向の角度から基準点を定めて撮影したものを、解析式を用いることによってかぶり深さを求める方法があることが判明し、全て正解扱いとしております。