マンション維持修繕技術者試験 04-07

【問題7】コンクリート中の塩化物イオン量の調査・診断に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

1.コア法による試料採取において、塩化物イオン量を確実に求めるには、粗骨材の影響を避けるためコア直径φ75mm以上の標準コアによることが望ましい。

2.コンクリート中における塩化物には、固定塩化物と水に可溶な可溶性塩化物があり、全塩化物に占める可溶性塩化物の割合は、概ね10〜30%程度といわれている。

3.コンクリート中の塩化物イオン量を測定する場合、構造体からの剥離片を試料として用いることは、非破壊検査として有効である。

4.躯体コンクリート中の塩化物イオン量についての評価基準として、塩化物イオン量が1.2kg/・程度であれば、将来においても鉄筋の発錆の危険性はないとされている。

■ANS 1

※φ=パイ

②10〜30% → 50〜70%

非破壊検査 → 破壊検査

④1.2㎏ → 0.6㎏