マンション維持修繕技術者試験 04-09

【問題9】コンクリートの凍害の調査・診断に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1.調査個所としては、凍害を受けやすい建物部位を重点に目視調査を行い、凍害によると思われるひび割れ、コールドジョイント、ポップアウトの有無を確認する。

2.凍害を受けやすい部位としては、軒先、パラペット廻り、防水層押さえ面などがある。

3.凍害が原因とみられるひび割れのうち、紋様ひび割れは、陶器に見られる細かなひび割れよりも深く、表面が地図状に細分化されているのが特徴である。

4.凍害が原因とみられるひび割れのうち、Dひび割れ(D-Lines cracking)は、エッジ、ジョイントなどに狭い間隔で平行に表れる微細なひび割れであり、最初は縁端部の極めて近くに発生し、内側へ進行する特徴がある。

■ANS 1

「凍害を受けやすい建物部位」ではなく「含水量が多く、気温変化に左右されやすい建物部位」を重点的に調査する