マンション維持修繕技術者試験 10-34

【問題34】マンションの給水・給湯配管の劣化調査診断に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

1.給水配管の主な劣化調査の方法としては、肉厚調査、内視鏡調査、X線調査などがあげられるが、複数の調査を実施して判定区分が異なる場合においては、最も劣る判定を採用するのが一般的とされている。

2.専有部分の水道用硬質塩化ビニルライニング鋼管の調査は、使用部位の多い直管部を重点的な対象として実施する。

3.地中埋設給水配管の外面の劣化としては、外面全体が腐食する全面腐食と部分的に腐食が集中する局部腐食とに区分されるが、腐食因子の複雑な全面腐食のほうが局部腐食よりも腐食の進行が早いとされている。

4.給湯用銅管の腐食で最も多く見られるのがかい食と呼ばれるものであるが、その原因としては、水質及び配管内の残留異物などがあげられる。

■ANS 1

②塩ビライニング鋼管で腐食しやすいのは直管部ではなく、継手部

③地中埋設管の場合、全面腐食より局部腐食の方が進行が速い

④潰食ではなく孔食