マンション維持修繕技術者試験 05-46

【問題46】建設業法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

1.監督員とは請負契約の的確な履行を担保するため、注文者の代理人として設計図書に従って工事が施工されているか否かを確認する者で、必ず工事現場に常駐しなければならない。
2.2以上の都道府県の区域内に営業所を設けて建設業を営もうとする者は国土交通大臣の許可を、1の都道府県の区域内にのみ営業所を設けて建設業を営もうとする者は当該都道府県知事の許可を受けなければならない。

3.建設工事の元請人だけでなく、下請負人でも建設工事を営もうとする者は、軽微な工事施工をする場合を除いて、個人、法人の別なく建設業の許可を受けなければならない。

4.建設業の許可を受けるための条件として、許可を受けようとする建設業に関して経営業務の管理責任者として、5年以上の経験がある常勤役員を有していることを要する。


■ANS 1


建設業法19条の2第2項に規定されている監督員とは、注文者の代理人として設計図書に従って工事が施工されているか否かを監督する人である。従って、監督員は発注者と元請との関係では発注者の従業員であり、元請と1次下請との関係では元請の、1次下請と2次下請との関係では1次下請の従業員である。 ただし、建設業法の条文は「監督員をおく場合には」ということであって、必ず監督員を置かなければならないわけではない。