マンション維持修繕技術者試験 04-35

【問題35】マンションに用いられる電気設備に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

1.低圧引き込みであれば受電電圧のまま各戸に供給できるが、高圧引き込みでは一般的に受変電設備を経由して低圧電源が各戸に供給される。

2.共用部分に自家用受変電設備を設置する場合には、フレームを組み立てるオープン方式は採用できない。

3.エレベーターや給水ポンプ等の共用部分の負荷合計が30KWであり、全住戸部分の負荷合計が30KWの場合には、負荷合計が50kwを超えるため自家用受変電設備が必要となる。

4.電力会社借室を設ける場合、電力会社と管理組合との電気設備の財産分界点は、借室に隣接する引込開閉器盤の主幹ブレーカーの一次側となる。


■ANS 1


②開放型受変電設備は、屋内の電気室内にフレームパイプを組み、変圧器、遮断器、継電器類を配置する方式です。
http://saijiki.sakura.ne.jp/denki8/cube.html

③合計電力が50kw未満の場合は、低圧受電の一般電気工作物、50kw以上の場合は契約電力によって高圧受電、特別高圧受電の自家用電気工作物となる

④集合住宅で電力会社の借室が存在する等の場合は、借室内のトランス二次側接続点(財産分界点)以降が一般用電気工作物として取り扱われる
http://www.kdh.or.jp/safe/document/advice/06/51.html