マンション維持修繕技術者試験 11-32

【問題32】給水用配管材料に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

1.水道用亜鉛めっき鋼管は、残留塩素の多い水質では赤水の問題があり、酸・アルカリに弱い。

2.水道用ステンレス鋼管にはSUS304とSUS316があり、屋内配管では通常SUS316が使用される。

3.水道用硬質ポリ塩化ビニル管は耐食性、耐電食性が高く、直射日光や凍結にも強い。

4.水道用架橋ポリエチレン管は傷がつきやすいが、耐食性に優れ、溶剤に強い。


■ANS 1


②P410
通常SUS304が使用される。

③耐食性、耐電食性が高い。接着接合で施工が容易である。直射日光、衝撃、凍結には弱い。耐火性がないので、屋外埋設の使用が多く、屋内は耐火区画内の住戸部分の使用が多い。

④耐熱性、耐寒性、耐食性に優れ、柔軟性がある。直射日光、溶剤に弱く、傷がつきやすい。メカニカル接合、融着接合が用いられる。近年住戸部分の給水・給湯管に使用されることが多い。