マンション維持修繕技術者試験 07-19

【問題19】マンション大規模改修工事における塗装工事の改修設計に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

1.塗装材料の構成主要素である合成樹脂の種類は、熱可塑性合成樹脂・熱硬化性合成樹脂・油変性合成樹脂に大別され、これらの組み合わせによる適合性を考慮した塗り替え設計をしなければならない。

2.塗装仕様書の位置付けは、実際に施工してみないとわからない場合が多いので、実数精算項目の一つとして設計する。

3.MSDS(Material Safety Data Sheet)は、塗装材料の耐久性・耐候性についてメーカーが出すデータシートなので、設計の際に取り寄せ検討を行う。

4.塗装材料のシックハウス対策として、ホルムアルデヒド放散量が少ない「F☆」を選定する。


■ANS 1



仕様書は図面と同等に設計図書を構成する契約図書であり、特に塗装仕様は塗り重ねて初めて完成品となるため、使用する材料や塗り回数、塗布量によって見積金額に影響を与える

塗装仕様書は塗装する部位ごとに適切な塗料と、その塗装工程や塗付量、次の工程に移るまでの乾燥時間などをまとめたもので、これに従って塗装屋さんが塗装することになります。

③化学物質等安全データシート(MSDS)には、P248にあるようなことが描かれている。
耐久性・耐候性に関する記載はない

④☆が多いほど性能が高い