マンション維持修繕技術者試験 07-17

【問題17】コンクリ−トの劣化補修工法に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1.挙動が大きいひび割れ部のシール工法に用いる材料は、可とう性エポキシ樹脂が適している。

2.鉄筋露出部ポリマーセメントモルタル充填工法は、エポキシ樹脂モルタルに比べてダレが生じにくいため、欠損部が50㎜程度を超えるものに適用する。

3.中性化の対策には、リチウムシリケートを主成分とする薬剤塗布含浸により、中性化したコンクリートをアルカリ性に回復させる工法がある。

4.薬剤含浸により塩害を回復する工法では、既存塗膜を除去することが必要となる。


■ANS 2

ポリマーセメントモルタル充填工法は、最大仕上げ厚は30mm程度以下とし、これを超える場合はエポキシ樹脂モルタル充填工法を採用する。