マンション維持修繕技術者試験 06-32

【問題32】マンションの給水設備に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

1.水槽の耐震基準が阪神淡路大震災後に見直され、地震時に耐えることができる水平加速度の基準を受水槽で2/3Gから1.0Gへ、高置水槽で1.0Gから1.5Gに強化された。

2.FRP水槽には単板構造と複合板構造のものがあるが、両者を比較すると単板のものは機械的強度に優れ、複合板のものは断熱性能に優れている。

3.給水用渦巻きポンプは、吐き出し圧力を一定にすることが可能であり、ランニングコストの低減を図ることができる。

4.現在の飲料用水槽は、6面点検ができる構造とし、6面全てに600㎜以上のスペースを設けることとされている。


■ANS 1

②FRP製は「単板」「複合板」と2種類の断面構造があり、単板はFRP素材の1枚構造、複合板はFRPの外側に断熱材が張付けてある構造となっていて、外気からの熱を断熱する用途となっている。(少し前は、単板は太陽光を透過させるため、水槽内部で藻など繁殖するトラブルがあったが、今の単板製品は太陽光の透過がないような素材となっている。)

http://www.geocities.jp/okihari_h11_5/aquarium/columun/pomp/index.html
渦巻ポンプは、耐食性、耐久性、耐熱性、耐候性等、多くの特性をもち、 長期間の使用に耐え、高効率でまたランニングコストの非常に少ない「ケミカルポンプ」 として各種薬液の移送から海水の取水にいたるまであらゆる産業の分野で採用されている。
通常一定速モーターで駆動され、弁などで吐出圧力を調節して任意の吐出量を得ます。

④天井は100cm以上のスペースが必要