マンション維持修繕技術者試験 06-22

【問題22】シーリング材改修工法に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1.既存に油性コーキング材が使われている場合に、再充填工法を選定する。

2.既存の目地幅が不足している場合に、ブリッジ工法または拡幅再充填工法を選定する。

3.動きがある塗装面の目地シーリング材に、ポリウレタン系シーリング材を選定する。

4.塗装面のシーリング材の打ち替えに、耐汚染性を考慮して2成分形アクリルウレタン系シーリング材を選定する。


■ANS 3


補足
http://ken-sui.jp/xoops/modules/tinyd0/content/pdf/P240.pdf

■拡幅シーリング再充填工法とは…
・目地形状、被着体強度あるいは被着面の状態の改善を要する場合に、目地拡幅(幅及
び深さ)を行った後、同種又は異種のシーリング材を再充填する工法。
・既設シーリング材に油性コーキング材が用いられている等、被着面で接着阻害要因がある場
合に行われる。

■ブリッジ工法…
・目地形状が不備で、既設シーリング材が劣化により破損して再充填のみでは再発が懸念
され、加えて拡幅再充填工法が採用出来ない場合に用いる工法で、被着体間に橋をかけ
た状態にシーリング材を重ねて施す。
・美観上許されるか否かの検討を要する。



ムーブメントが大きい塗装面に使用されるのは、ポリウレタン系ではなくシリコン系。