マンション維持修繕技術者試験 06-16

【問題16】コンクリ−トの劣化の補修方法に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

1.鉄筋露出箇所の補修は、主筋でもかぶり厚さが確保できない場合はダイヤモンドカッター等を用いて鉄筋を切除する。

2.ジャンカ(豆板)を補修する方法は、表面をはつり取り修復する方法と空隙部にエポキシ樹脂又はポリマーセメントスラリーを充填する方法に大別される。

3.塩害が認められる場合は、高圧水洗浄で、できるだけ塩分を洗い流すことが効果的である。

4.中性化の進行が著しい場合は、鉄筋の酸化皮膜を形成させるために、酸性水を躯体に含浸させる。


■ANS 2



①鉄筋を所定のかぶり厚さが確保できる位置まで叩きこむ

③シリカフェーム等を塗布する

④中性化抑止処理は、表面に気密性の高い材料を塗布し、コンクリート内への炭酸ガス侵入を阻止する表面処理工法や、リチウムシリケートを主成分とする薬剤塗布により中性からアルカリ性に回復させる工法等がある。