マンション維持修繕技術者試験 08-38

【問題38】マンションのガス設備に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1.最近の埋設ガス管には、腐食・地震に強いポリエチレン被覆鋼管やポリエチレン管が主に使われている。

2.埋設配管の取り替え時期は、亜鉛めっき鋼管では、おおよそ20年が目安である。

3.古いガス栓が使われている場合は、過流出防止機構付きガス栓に取り替えることで安全性が高まる。

4.ガス給湯器の排気方式でSEダクトが利用されている場合、排気量が大きくなる給湯器と取り替えを行う時は、機械換気容量を大きくしなければならない。


■ANS 4


排気容量は当初設置ガス機器の排気量で決定しているので、排気量で大きくなる機器を各住戸で勝手に変更して設置すると、換気が不十分になる住戸が生じるおそれがある。共用部の排気量を簡単に大きくできないので、管理組合で十分な検討をして機器容量を大きくする場合は、共用換気の改善が必要である。