マンション維持修繕技術者試験 04-41
【問題41】マンションの排水設備に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.1つの排水系統に、トラップを2個直列につなぐと排水性能が向上する。
2.排水ポンプは2台設置し、自動交互運転とする。
3.特殊継ぎ手排水システムでは、単独の通気立て管が必要である。
4.雑排水管の改修にあたっては、清掃を容易にするため、前方噴射よりも後方噴射の洗浄方式が採用できるように検討する。
■ANS 2
①二重トラップは排水の流れの抵抗が増大し排水不良の原因となるため禁止されている。
③特殊継手排水システムは、通気立て管を併設する2管式に比べ排水性能が高く、パイプスペース(PS)を小さくできるシステム
④共用部排水たて管の清掃は、「後方噴射方法」が洗浄可能な階高に限界があるため、前方噴射ノズルを使用する「前方噴射方法」が適しています。
たて管に設置した掃除口(3〜4階ピッチ設置が理想)又は、伸長通気管のベントキャップから洗浄ホースを挿入し、一旦ホースを下方に降ろしてから順次、上にホースを引き上げながら水を前方噴射させて清掃を行う手法です。