マンション維持修繕技術者試験 06-35

【問題35】マンションの設備に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

1.屋内消火栓設備等の消防用ホースは、3年ごとに取り替えなければならない。

2.エレベータのフルメンテナンス契約では、乗り場扉・三方枞の塗装、かご内の貼物、ロープの取替え等も含まれる。

3.電力会社との契約電力が、各住戸の電力と共用部分の電力の合計で50kw以上になる場合、自家用受変電設備が必要となる。

4.デジタル放送とは、映像・音声をはじめ、全ての情報を「0」「1」の2つの数字に置き換えるため、雑音の影響を受けにくく、情報を高度に圧縮することなども可能である。


■ANS 4


①消防用ホース(屋内・屋外消火栓設備、動力ポンプ設備、連結送水管)については設置(製造年月)後、10年を経過したものに付き、機器点検時にホースの端末部に所定の水圧をかけて漏水しないことを確認します。
その後は、3年毎に実施。但し、易操作性1号・2号消火栓ホースは除く。

②FM契約とは、フルメンテナンス契約の略称です。契約名の通り、何でもかんでもすべてをメンテナンスしてくれそうな響きがありますが、実際は主要部品交換・修理・調整を含む契約です。但し、乗場の扉・三方枠・の塗装、かご室内の貼物・塗装及び、床材の修理、意匠変更による改造、新しい機能の追加、制御のリニューアル、新規取替えなどは含まれていません。

③共用部負荷の合計が50kw以上となった場合は、その建物の電気設備は自家用電気工作物となる。